雨にも負けず(雨ニモマケズ) 宮沢賢治
2012-11-10
最期まで人のために生きた、宮澤賢治さんの代表詩とされるものです。有名な作品なので、知っている方が多いと思います。知らない方は、是非1度読んでみて下さい。私は、まだまだ未熟でこのような悟りになれませんが、読むと感動します。
「雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち 慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている 一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず 野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて 東に病気の子供あれば 行って看病してやり 西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い 南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい 北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒めら
れもせず 苦にもされず そういうものに わたしはなりたい 」
※宮沢賢治~作家。農業技術指導、レコードコンサートの開催などの活動をし、農民の生活向上を目指す。「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「風の又三郎」などの著書がある。
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