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勇気

2013-04-02

今日ご紹介する話しは、昨年の新聞記事に載っていたものです。
ある女性の勇気ある行動が、一人の男性の命を救ったのです。
(※ARD~日本語名は自動体外式除細動器。心臓が細かくけいれんし、血液を送れなくなる重い不整脈「心室細動」の患者に電気ショックを与えて救命する装置)

73歳の男性が昨年12月忘年会の帰り午後10時ごろ、大阪市営地下鉄・淀屋橋駅ホームで突然倒れた。駅員5人とたまたま居合わせた看護士の女性が※AEDと心臓マッサージで救命措置をおこなったが回復せず。
その時20~30代と思われる女性が加わり、嘔吐の跡にもひるまず男性の口を覆い懸命に息を吹き込んだ。その様子を見て周りの乗客も手を貸し、「誰か秒針のある時計を貸して」と声を張り上げると、男性がクリスマスプレゼントの包装を破り新品の腕時計を貸し出しした。
「生きろ!!」 「頑張れ!!」 周囲の人たちが声をかけ続け、約6分後にかすかに脈が戻った。

そして間もなく到着した救急隊に引き継がれ意識不明のまま病院へ搬送。緊急手術を受け翌日意識を取り戻した。その後順調に回復し今は普通の日常を送られている。その女性は立ち去り誰かわかっていない。自らの命も顧みず人工呼吸を施したこの女性に敬意を表します。
これは中々出来る事ではありません。男性の命を助けたい、その一心だったんだと思います。

そして一点、この駅には人工呼吸用のマウスピースが無かった。もしあれば女性がこんな危険な目に遭わなくてもよかったんです。一個2~300円位の物なんですが、予算の関係や最近は人工呼吸よりも心臓マッサージの方が効果が得られる、などの理由なんでしょうか。
でも、今回の様な事もありますし、用意しておいた方が良いにこした事はありません。
利用者の多い公共施設や交通機関など設置して欲しいものです。

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