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絆ストリーⅢ

2014-02-06

2日にわたり「ゆうちょ・レターフォーリンクス」で紹介されたお手紙をブログに載せてきましたが・・本日、最後のお話しです。皆さんの中に、このようなお手紙を紹介する番組に興味をもたれた方は、是非日曜ラジオを聴いてみてください。心が癒されたり、切なくなったり・・心温まったりととてもいい番組です。
勿論、リスナーの皆さんが番組宛に”大切な方への思いを綴ったお手紙”を送ることができます。※この文章は、あくまでも「ゆちょレターフォーリンクス」で紹介されたお手紙です。

【母の思いを感じた日】
母は糖尿病を患い、私が中学生の時には、網膜剥離をおこし両目を失いました。
ちょうどその頃、私は学校でイジメにあい、高校は全寮制の遠く離れたところに行くことを決めていました。実家から逃げるようにいなくなった私。母は1人で寂しかったと思います。でも、私は自分のことで精一杯でした。それなりに高校生活をエンジョイしていたのもつかの間、今度は学校の先生とぶつかり、深く傷つき落ち込んでいました。

その時、母から手紙が届いたのです。大きな紙が何度も折られています。それは破り取られた1枚のカレンダー。その裏にびっちりと、母の文字が綴られていました。嫌なことがあった地元から逃げるたのに、母はずっと、私を心配してくれて・・・。目の見えない状況で、それでも私への思いを書き殴ってくれた母。カレンダーの裏に愛があふれていました。私を励ます手紙の最後は、こんな言葉でした。「どんなことがあっても、母さんは見方だから」私はそれから毎週1度は母に電話するようになりました。「母さん、私は元気だよ」すると母さんは必ず電話の向こうで笑ってくれました。「元気なら、よかった、よかった」

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